小笠原章一前道院長が健康上の理由から引退を表明。
当時道院長の条件を満たす有資格者の私を後継者に指名された。道院設立54年の歴史を誇る茨城取手道院で並みいる先輩拳士を差し置いての道院長交代に、自分でいいのだろうかと後ずさりもしたが、指名して下さったことに感謝、自分でよければお役に立ちたいとの思いで受諾、認定研修に望んだ。
道院の活動、技の修練を通して自己確立、自他共楽の教えが浸透し、社会で実践できる拳士になれるように、懇切丁寧な指導を心がけています。
技の習得にはコツを知ること、数をかけること、決して諦めないことを説き、誰ても必ずできるようになるとの信念を持って指導しています。
開祖宗道臣の「半ばは他人の幸せを」の教えが道場内に実践され、拳士一人ひとりが毎回稽古に来るのを楽しみにできるような道院を目指しています。
お互いが技を掛け合いながら相手を敬い、相手を思いやる心を育て、社会生活にあっては、困っている人がいたら声をかけて助けてあげられる、勇気と慈悲心を養っていきたいと思います。
現在、一般拳士だけですが、穏やかな性格の拳士達で構成され、基本に忠実に楽しく修練しています。
日々の修練で自分を強くし、ボランティア、合宿、稲刈、田植え等の行事を行い拳士の親睦を図り、家庭的な味を出して和気あいあいと活動しています。
〇技の研鑽に熱心な道院で整体技法も行っている。心穏やかに楽しく健康的に武道が学べる。
〇2人の子に礼儀作法を教え常識ある子供に育てたいと親子で入門。2人の子は少林寺拳法から離れ成人になったが教えはきっと生かされていると思う。技も教えも懐が深いので生涯続ける。
〇年齢的にあと何年できるかと思っているが体が動くうちは続けるように自分に課している。
〇それぞれのレベルに合わせて和気あいあいと日々稽古に励んでいます。
〇膝痛に悩んでいましたが入門して稽古を続けるうちにうさぎ跳びができるまでに改善しました。69歳で入門して3年で、気持ちも前を向いて考えられるようになりました。