「できない」を楽しみ「できた」を喜ぶ | 水海道道院

「できない」を楽しみ「できた」を喜ぶ

 少林寺拳法には沢山の技があります。剛法、柔法だけで230個ぐらいで、それを左右やったり足を変えたり、そして技の名前も覚えなくてはならないのですが、名前と技が一致しなかったりとかもよくあります。

 なので道院では「あれ?どうやるんだっけ?」「どっちの手掴むんだっけ?」「この前出来たんだけど」という声が聞こえてきます。 笑い声と共に。 「できない」ことを皆さん楽しんでいるんですね。できないから必死になって厳しい練習をすることも大切だと思いますが、少林寺拳法の練習では、「できない」ことを楽しんでいることが多いような気がします。

 そして先生に教えてもらって練習している内に「できた!」「分かった!」という喜びの声に変わり、他の人に「こうやればできたよ」と教えはじめる。

 競技者であれば相手に勝つとか相手を倒すとかに喜びを求めるかもしれませんが、少林寺拳法は自分に勝って、その喜びを他人に分けてあげて更に喜ぶ武道なんですよね。 自己確立と自他共楽。

 ただこれで終わりではなくて、日常生活、例えば仕事でも「できない」を楽しんで「できた」を喜ぶことができれば楽しい人生になると思うんですよね~

 お近くに少林寺拳法の道院があれば、是非覗いてみてはいかがでしょうか?

 

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